(FAX0414)
〒082-0013 北海道河西郡芽室町東3条3丁目1番地 芽室町中央公民館1階
北海道 十勝地域の芽室町で、町民の活動を応援しています。
「ファシリテーション」に関する事業が始まったきっかけ・経緯


きっかけは、町について話し合う会議に参加している住民たちの【モヤモヤ感】でした。
・意見を出したけれど、どうなったっけ?
・結論ありき? 意見しても変わらない?
・地域のために何かしたいけれど参加して何か変わる?
「まちづくりについて話し合おう」という場や仕組み、制度は町にはあるけれど、【モヤモヤ感】を理由に思いのある人たちが諦め、離れていきそうになっていました。
そして実は議会もモヤモヤ(情報公開しているけれど届いている?)、役場職員もモヤモヤ(住民の本当の声を引き出せている?)していました。
そのような中、打開策を探して出会ったのが、
・静岡県牧之原市の「市民ファシリテーター」の取り組み
・対話を大事にした「ファシリテーション講座」
・住民が対話を通じて地域やコミュニティの課題を解決していく社会の実現を目指すNPO法人きたのわでした。
2019年は「ファシリテーション元年」として、住民・議員・行政・中間支援組織であるめむろ町民活動支援センター等の連携で話し合いの場に変化を起こし始めました。
めむろ町民活動支援センターは町と共に「市民ファシリテーター育成講座」を開催、その後の受講生のプラットフォーム運営をとおし、対話ができる関係性を広く町内に築いています。
自分たちらしい話し合いの方法で協力し合いながら、自分たちのまちのことを自分たちで決めていく・・・自治基本条例でうたわれている住民自治の具体化を目指し事業を進めています。
協働のまちづくり講座
「楽しい会議のつくり方~対話・ファシリテーションをまなぶ~」
世代・考え方が違ってもお互いを理解し合い、話したいことが話せる・・・そんな話し合いのコツを学ぶ講座として開催しました。
まちの話し合いの場にファシリテーションの視点を持って参加したり、話し合いの場を作る人が増えることで、私たちが暮らしたい町をつくることを目指しています。
講 師
開催年度
2021年度、2022年度、2024年度



次回は2026年度秋開催予定
内 容
◆対話
対話・会議・議論の違いを学びます。
◆会議の3つの役割・4つの段階
会議の観察をとおして、合意形成の方法を学びます。
◆実践
講座で学んだことを活かし、実践します。
※詳細は下記「講座受講生による実践」をご参照ください。
2021年度「合意形成実践 図書館・公民館の活動を外で楽しもう!青空読書カフェ」「対話実践 自分が住むマチでの暮らし、今・昔・これから~芽室のここが好き、こうなったらいいなを話そう!」
2022年度「知ってもらいたい・知りたい、発達障がいのこと」
2024年度「こどもと大人の対話ワークショップ~公園のこと、話そう!」
講座受講生の声
「対話」編を受講して、実践しようと思ったこと
・まずは話し手が話しやすい雰囲気を作ること。
・相手が何を伝えたいのか、考えながら気持ちを汲み取る。
・表情や声のトーンにも注目
・上手に話さなくても伝えてみよう
・議論に入る前にまず対話!
「心が通ってあたたかくなる時間だった」「学びあり、癒しあり、とても幸せな時間」「見る世界が広がった」といった感想も寄せられました。
「会議の3つの役割、4つの段階」編を受講して、実践しようと思ったこと
・会議の段取り(司会が決まっていれば、その人との調整)と、
会議冒頭での会議内容、目的の共有
・会議の時間配分
・どんな会議にしたいか、職場でその議題を提供しても面白い
・聞いたことを紙にまとめることを挑戦したい
「たくさんの町民の方が参加されていることがうれしく思いました。前向きな方が多くいることに気がつけました。」といった感想も寄せられました。
講座受講生による実践
※受講生交流の場として「市民ファシリテータープラットフォーム」を作り、定期的に学びの時間、交流の時間を作っています。
◆ 講座受講生有志による「めむろブルーハンカチプロジェクト」のページはこちら
受講生が学びの実践として、発達障がいをテーマにした談話会を開催(2022年)。終了後「発達障がいのある人もない人も、安心して暮らせる芽室になったらいいよね」という想いが生まれました。同じ想いの仲間が集まり、4月の発達障がい啓発週間にあわせて、発達障がいへの地域理解を深め、個人や地域が考える機会としてイベントを開催しました。